いわき市の歯医者さん あべ歯科は痛みが少なく丁寧な治療を心がけます。

親知らず=スペアの歯

今日は”親知らず”についてお話します。そもそも”親知らず”というのは、現代人にはあまり必要ではない歯と言われています。というのも、親知らずはもともと後から生えてくるものですが、それはもともとスペアのような役割のものであり、アゴが退化した現代人にはあまり必要のない歯なのです。

そのため一生で生えてこない人もいれば、アゴの退化の所為か間違った方向に生えてくることもある『問題児』になることもあります。大体の人は、中学生から高校生の初め辺りで28本の歯が全てそろいます。通常、普通に物を噛んだりする分にはこの28本の歯で充分ですので、生えそろった時点で不便を感じる人は少ないと思います。この時点でとどまってくれれば一番良いのでしょうが、その後20歳前後になると、親知らずがひょっこりと顔を出し始めるのです。

上記で『問題児』と言いましたが、親知らずはその名に恥じない生え方をしてしまうことが多いのです。たとえばよく聞くのは「曲がって生えてきた」などですね。歯茎から真っ直ぐ生えてくれれば比較的問題はないのですが、今まで埋まっていたことなどがあり、真っ直ぐ生えてこない場合が多いです。

その場合、親知らずに圧迫されて痛みが走ったり、正常だった歯並びが崩れてしまうこともあります。そういった時には”抜歯”という対応が一般的で、もともと必要がないということで抜いてしまうのが一番校内には良いです。

痛みもなくなり、これ以上歯並びが崩れることもなくなりますので、もし奥歯に違和感を感じたら早めに医院を訪ねることをお勧めします。

ですが場合によっては、この”親知らず”が必要になってくる場合もあります。主に”矯正”の場合ですが、通常、矯正治療で抜歯する場合に選ばれるのは主に親知らずですが、歯の状態によっては親知らずよりも手前の歯を抜歯する方が良い場合もあります。判断は医院によって違いますから、気になる場合はぜひお近くの歯科医院へお伺いください。