いわき市の歯医者さん あべ歯科は痛みが少なく丁寧な治療を心がけます。

なくしたくない、大事な前歯

口を開けると、まず目に入ってくる歯である前歯は、審美的な面から見ても重要な歯ですが、他にも重要な役割を担っています。

まず、誰しも前歯で噛み切るようにして食べ物を食べていますよね?
食べ物を噛み砕けるのであればどの歯で噛んでも同じでは?と思う人も多いと思いますが、前歯が薄く鋭く、食べ物を噛み切れるような形をしていることで、歯の寿命を長引かせる役割を担っているんです。
正常な噛み合わせの人は、前歯同士を合わせると奥歯が噛み合わない状態になると思います。

これは食べ物を噛むことで奥歯にかかる負担を減らす役割があって、前歯である程度細かくすることで奥歯で噛む頻度が減り、擦り減っていくのを防いでいます。
食事の度に奥歯を酷使していれば、そのうち擦り減って口内に不具合が出てしまうでしょう。
また、奥歯に必要以上に力が加わることにより、噛み合わせが悪くなったり、頭痛や肩こりといった体に悪影響がでることもありますので、前歯で物を噛むことはとても重要なことなんです。

もうひとつ、前歯には重要な役割があります。
普段の生活の中で、人と会話をしない人はあまりいないと思います。
誰しもが行う『会話』ですが、この際、前歯に不具合があると発音が悪くなってしまうことがあるんです。

不具合で多いのは、歯と歯の間が大きく開いていて隙間ができている状態だったり、歯並びの悪さがありますね。歯と歯の隙間が大きいと、話をする際にその隙間から空気が漏れだし、子t場の発音がしにくくなってしまいます。

自分はちゃんと話しているつもりでも、聞き手にはちょっぴり聞き取りにくい、ということもあるので、しっかりと発音するには前歯の存在はなかなか大きいと思います。
ただし個人差がありますし、誰しも前歯を正しく矯正したからと言って必ず発音が良くなるとも言い切れません。ですが発音障害の一端を担っていることもありますので、前歯は大事にしておいた方が良いです。

審美的にも、前歯があるかどうか、綺麗に並んでいるかというのは多くの人が気にされるところですので、気になる方はまず、歯医者さんに相談してみましょう。