いわき市の歯医者さん あべ歯科は痛みが少なく丁寧な治療を心がけます。

【歯科の豆知識】 歳をとるとお口の中はどうなる?

毎日のお手入れは値段のちょっと張るけど美肌効果があるという化粧品を使い、夏になるとシミ・そばかす対策に励む女性のみなさん、お口の老化を考えたことはありますか?

お口の老化というと、口元のほうれい線対策を思い浮かべるかもしれません。しかし、今日はお口の中の歯や歯茎の老化に注目してみたいと思います。


まず、女性なら気になるのは見た目ですね。年齢とともに、少なからず歯茎が後退します。歯茎の後退が進むと歯茎が伸びたように見え、老け顔の原因となってしまいます。加齢以外にも、不適切なブラッシングや歯周病も歯茎の後退の原因となりますので、注意が必要です。


加齢が進むと、体の回復力が減少するのに伴い、お口の中の回復力も減少します。若いころは抜歯後、すぐに傷口が治るのに対し、高齢者は抜歯後の回復も遅くなる傾向にあります。例えば、若いころから抜こうか抜くまいか迷っていた親知らずを、高齢になってから抜歯すると予後が悪く、つらい思いをすることもあります。


体の自然治癒力、回復力を考慮すると、若い方にはおすすめする歯科治療も、高齢者にはおすすめできないこともあります。よって、今できる歯科治療は今やっておくのが良いでしょう。


年齢とともに歯が少なくなるイメージがあるかもしれませんが、それはむし歯より歯周病によるもの。お口の老化とは異なりますが、ほとんどの日本人が罹患していると言われる歯周病は軽視できない病です。歯周病は口臭の原因になるだけでなく、進行すると歯槽骨が溶けだし、歯がぐらついてしまう病気です。高齢になればなるほど、歯周病が原因で抜歯せざるを得なくなる人が増えてきます。早期発見、早期に対策をすることが、将来の歯周病による抜歯を防ぐことにつながるでしょう。


お口の老化は、お肌や体の老化同様、避けられないものです。しかし、今から老化対策をしっかりすることで、防げることもあるかもしれません。少しでも長くお口を良好な状態に保つことは、後のお口のトラブル予防になるでしょう。毎日のケアに加えて、歯科医院で定期的なメンテナンスをすることがおすすめです。