現在、日本全国の歯医者さんの総数は、コンビニの数よりも多く2011年の統計によると、歯科医院の数はコンビニエンスストアの総数の約1.6倍になります。東京都には、約8,000件の歯科医院があり、それぞれの歯科医院が切磋琢磨しながら日々歯科治療を行っています。

日本全国の歯科医師の総数は年間約2,500人ずつ増加しており、10万人を超え、東京都では約8,000件の歯科医院があり、新しく開業する歯科医院がある一方で、1日1件のペースで歯科医院の廃業・倒産していることになります。

このように歯科医院が世の中にあふれる中で、私達はどのように歯科医院を選べば良いのでしょうか。ヤブ医者やタケノコ医者と言われるように、同じ歯科医師でも技量の技術に差があるのであれば、出来れば腕の良い歯医者さんに御世話になりたいと思うのが普通ではないでしょうか。

では、どのような歯医者さんが腕の良い歯医者さんなのでしょうか。患者さんが多くて繁盛しているのは腕の良い証拠と思われるかもしれませんが、その判断には誤りがあるかもしれません。もちろん、全国でも人気の歯医者さんはいます。ただ歯科医師も治療行為というサービスを行うということを考えると患者さんが待合室に沢山待っている歯科医院が良い歯科医院とは判断できないかもしれません。

また、歯の治療に何回も何回も通わすのは金儲けの為ではないかと言う人もいますが、歯と真摯に向き合って治療を行うと、歯茎の腫れや詰め物を数日しようして様子を見るということが必要な場合があるので、何回も通わす歯医者が悪い歯医者とは言いきれません。

では、一体どのような歯医者さんが良い歯医者さんなのでしょうか。口コミの評判も歯医者さんを選ぶ基準となりますし、受付の待ち時間や内装の清潔さなども重要なポイントでしょう。ただ、治療に関しては、事前と事後、そして治療期間中に、随時に確認と治療の方向性を取る歯医者さんが良い歯医者さんであると思われます。歯科医師である以上、歯科としての知識と治療技術は、どの歯医者さんでも持ち合わせています。

そのうえで、治療について、患者さんに分かるように説明し患者さんと相談しながら治療を進める歯医者さんが良い歯医者さんではないでしょうか。また、患者として治療方針を聞くのは当然の権利です。不安や分からないことがあったら相談して納得して歯科治療を受けましょう。