日本全国で歯医者さんは、何件あるのでしょうか。

厚生労働省のデータによると、平成22年の現在で、約6万8千カ所の歯医者さんがあるそうです。

この数が多いのか、少ないのか。歯医者さん以外のお医者さんと比べてみると、全国で病院は約9千カ所あり、診療所は約10万カ所あると発表されています。

この数字と比べると、歯医者さんだけで6万8千カ所の歯医者さんがあると考えると、多いようにも思われます。直近10年間の増減のデータを見ても、歯医者さんは毎年増加しています。

数年前に比べて街に歯医者さんが増えたと感じることがあれば、それは着実に歯医者さんが増えていっているからなのです。

では、歯医者さんの数は増えた方がいいのでしょうか。それとも、多すぎるので減らした方がいいのでしょうか。この問題には色々な考え方があります。

例えば、歯医者さんが増えすぎていて過当競争になっているので、減らすべきであると考えている人もいます。

その理由としては過当競争により、治療費の競争が始まり、サービスが悪くなったり、粗悪な治療を行う歯科医が出てくるので、これ以上歯医者さんを増やすべきではないと考えている人もいるようです。

ですが、この理由には根拠がありません。歯科医師になるためには学校に通い、国家試験に通り研修等を経て歯科医師となれるので、知識不足などはあり得ません。

ましてや、医療技術の発達で歯科治療も発達しており、歯科医の技術は日進月歩で向上しているのです。歯科医師が増えることは、マイナスの側面ばかりではありません。

メリットとしては、歯医者さんが増え、職場の休憩中の治療だったり、駅から近い歯医者さんや、患者さんにとってアクセスしやすい環境が整えることができます。

また、歯科医師が増えることで、技術の切磋琢磨が生まれます。治療の為の研究も向上しやすくなりますし、新しい治療方法も生まれるでしょうし、サービス向上も生まれます。

競争は決して悪いことではないのです。歯医者さんが増えることで、皆さんの口の環境が良くなることを全ての歯医者さんは望んでいます。小さな悩みでも是非、一度ご相談ください。